クッソ汚い絵描きのブログ

二次元お絵かきマンのバイクブログです。Ninja250→ZX-25Rくん&FZ6 Fazer S2くんに乗って車載動画やブログ書いてます。

ノンケライダー向け夏場の熱中症予防ガバガバメモ

追記:対熱中症冷却スーツ作った

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前回の熱中症ツーリングが原因に思える胃腸の不調から1か月、体の調子もササミや固形カロリーメイトが食えるまで回復してきたので、よしじゃあ蔵王に向けて走ってやるぜと意気込んで出かけると途中でまた熱中症になり引き返してきました(半ギレ)まだダメみたいですね…

という訳で身を持って経験した熱中症に関するノンケライダー向けメモを書き留めておくので見とけよ見とけよ~

 

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追記:熱中症対策の新装備いっぱい作った

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夏場、熱中症にならないために

ninja先輩と初めて迎える夏、そもそも真夏の昼間にバイクに乗ること自体が間違いだと気付く。

外気温の目安

だいたい外気温30度以上から熱中症の危険が危ない。

そもそも普通に出歩いても体調や状況によって熱中症の危険が出てくる気温だが、バイクに乗っているとエンジンやラジエーターから吹き付ける排熱+前を走る自動車から流れる熱気、渋滞にはまろうものなら四方八方を熱源に囲まれる地獄絵図となり、実際に浴びる熱風は30度じゃ収まらず体の限界を軽く超えてしまう。

なので最高気温30度以上の天気予報が出ていれば、走行ルートを涼しい高山など経由するように変更したり30分ごととか、定期的に冷房の効いたコンビニへ逃げ込むようにしたり、昼間のクソ暑い時間帯を回避したりと出来るだけ用心した方が良い。場合によってはツーリングを諦める勇気も必要だってそれ一番言われてるから、特に全身プロテクターや革ジャケット装備では30度を超えると普通に死ぬ。死ぬほどキツイとか比喩じゃなく命に関わる。

じゃけん涼しい早朝走ったり夕方バッチェ冷えてる山でも行って夜景でも見に行きましょうね~

 

服装

ガバガバメッシュパンツにメッシュジャケットは必須、ハーフメッシュや革は自殺行為

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グローブもブーツもとにかく風を通すメッシュにしよう、ただ排熱が恐ろしい大型ニキの場合は火傷防止にレザーパンツなど、やむを得ない場合は知らない。フルフェイスも夏場はきっついんだよなぁ…耳や頭と頭部を冷やす上で重要な部分を塞ぐのはやっぱり暑い。

 

また胸や脊椎にプロテクターを入れているフルアーマーコミネマンや革のジャケットは事故った万が一のことを考えると大事なんだけど、熱中症の危険が有る状況では潔く脱ぎ捨て体温を冷やした方がかえって安全だ。事故った時の事を考えるより、熱中症で走行不能や意識朦朧でダウンした時のほうが恐ろしい。寒さは気合である程度何とかなるが、気合じゃ体は冷やせない。

 

しかし考えるほど夏場の安全装備とは、走行不能になるフルアーマーコミネマンより半袖短パン半ヘルが大正義じゃないかと思えてくる。実際に熱中症から復帰して逃げ帰った際は、安全のためにプロテクター・ジャケット・グローブは脱ぎ捨てざるを得なかった。あの時はあまりの暑さにジャケットを羽織るだけで意識が朦朧とし、あかんこれじゃ事故って死ぬぅと思いました(コナミ刊)

 

水分補給

ボクはノンケなのでアクエリアスよりポカリを飲みます。

一番早く吸収されるドリンクは、ポカリスエットを水で薄めて10度ぐらいまでほどほどに冷やした物、水は温かいと吸収が遅い。ポカリ直飲みはカロリー補給できて便利だが水分の吸収力は割った方が速いので、薄めた冷たいポカリを飲んでおけばだいたい間違いはない。

 

胃腸が1時間に吸収できる水の量は平常時でだいたい200ml、例えると缶コーヒー1.5本分ぐらいなので、いきなり腹いっぱいガブガブ飲んでも吸収は遅い。あんまり暑くない場合は15分おきにドリンクを一口飲むぐらいのペースが丁度いいが、猛暑で汗が噴き出てるときは胃腸も本気を出して吸収量を上げるそうなので、腹がタプタプにならない程度までがんがん飲もう。

 

なおコーヒー・お茶・青汁・酒、その他クッソ甘ったるい物など、水分補給に向かない飲み物には注意したい。アルコールやカフェイン、濃い糖分は体の水分を奪ってしまい熱中症のリスクが高まるのでNG。オロナミンCにもカフェインが入っているので注意しよう、モンエナなどのエナジードリンクは論外だ。

ポカリが嫌なら麦茶しかないけど良いかな?

 

体を冷やす持ち物

真夏の屋外で使う冷えピタは役に立たないゴミ。

首に巻く補水タオル系も無いよりマシだが、外気温が30度を超えると外気温で暖まり意味を持たぬゴミになる。オススメは扇子(またはうちわ)と凍らせたペットボトル、氷入りの保冷水筒など。体を冷やすには氷や冷水がとにかく効く。氷・保冷剤さえ持っていれば軽い初期の熱中症の症状にはほとんど対応出来るので大分安心できるゾ。

 あと保冷ボトルや保冷水筒に冷えたスポーツドリンクを入れて持って行こう。いざと言う時周りに自販機が有るとは限らず、探している間に絶命しかねないので必須アイテムだ。

 

走行時間や休憩タイミング

体調不良の時は外気温32度~35度で走行開始から40分で熱中症の初期症状が出ました(クソザコライダー)

状況にもよるけど30分おきに冷房の効いたコンビニへ逃げこむと良さそう。まだヘーキヘーキ!と思っていても熱中症は急にガクッと体に来るもので、ヤバイと思ってから涼しい休憩場所を探すのは時既に時間切れ。熱中症が進行すると正常な判断力や平衡感覚も失うので、バイクで休憩場所に移動することさえ困難になる。

特にツーリング中にテンションが上がっていたりすると、暑さに気づいていない可能性も考えた方がいい。

 

熱中症になったら

そもそも熱中症はどんな症状が出るのか、実際に体験した例はこんな感じ。

症状

  1. 足の指先がジーンと痺れてむくむ、足の感覚が無い気がするここで気づいて体を冷やすとセーフ
  2. 頭がぼんやりする(なんだか疲れて眠い)
  3. 汗が異常に出る
  4. 暑さを感じなくなる
  5. 貧血のような目眩がする←走行に支障が出始める
  6. 耳が詰まる感じや耳が遠くなる
  7. 吐き気がする
  8. 呼吸が早くなる
  9. 手足の感覚が無くなる
  10. 手足が震える(痙攣)
  11. 体の感覚が無くなる←バイクを運転できるギリギリのライン
  12. 正常な判断力を失ってくる

 これ以上は未知のエリア、と言うかこれ以上進行すると倒れるか錯乱して死ぬ。細かく言うと痙攣系の症状が塩不足(血中の塩と水のバランスが崩れる)で貧血系の症状がオーバーヒート系なのだが、対処法はあんまり変わらないんじゃないっすかね(適当)軽く解説すると、貧血系は風呂場やサウナでのぼせた時と同じでさっさと体を冷やせば直ちに死ぬことは稀。塩分不足の痙攣系はポカリを飲めば治るので直ちに死ぬことは稀。

じゃあ直ちに死ぬ症状は?と言うと熱中症を通り越した熱射病である。

熱射病とは上記の熱中症を我慢して放置していると、体が発熱し続け体温が40度オーバーと重篤なインフル並みの高熱になってしまい死に至る症状。つまりやせ我慢して放置したら死ぬわけだ。予防することはもちろんだけど、ヤバイと思ったら意識がもうろうとして痙攣が発生する前に救急車を呼ぼう。

 

ちなみに上記の1から12の症状の進行はだいたい2分間隔ぐらいの超スピード!?でやってきたので、1から11まで20分持てばよく耐えたと言える。初めて熱中症にかかると、だいたい7の吐き気で何かおかしいと気付き、休憩場所を見つけた頃にはバイクの運転が困難になるほど症状が悪化しているかもしれない。

実体験だと軽い眩暈の時点では、ただの疲れだと思い吐き気を感じても昼間食ったものに当たったかな?と考え、手足が震えてきたあたりであっ(察し)やはりヤバい!と熱中症を疑い始めた。

休憩時に小便が少なかったり濃かったりする場合も水分不足なのでブッチッパする際に観察しておこう。

 

体感だと熱中症の辛さは冬場に気温0度の中を運転している方がずっと楽だと言う辛さなんだよなぁ…気合で我慢できる寒さと違い、暑さは気合じゃどうにもならん。

 

熱中症の対処法

初期症状ならまだ諦める時間ではない、早急にポカリ摂って体を冷やそう

近くに冷房の効いた場所がある場合

近くにコンビニやスーパーが有ったら迷わず逃げこんで涼もう、症状が重ければ休ませてもらったり重症なら救急車を呼んでもらった方が良い、症状が悪化すると死ぬ。吐きそうで水・塩分が飲めない場合は無理して飲まずに舐める程度にしつつ、体を冷やせば次第に内蔵が復活するのでそれからでも遅くはない。

 

まわりに何もないです

何もなければ路駐でもなんでもいいのでバイクを停車し、ジャケット・プロテクターを脱ぎ捨て日陰へ逃げ込もう。日陰のアスファルトや地面は結構冷たい場合もあるので思い切って、野良猫のごとく寝そべってしまうのもありだ。

特に貧血系の症状を起こしている場合は、足を高くし横になると血流が改善され頭に血が巡って良くなるが、吐きそうな時は回復姿勢(横向きに寝る)を取るとゲロを喉につまらせる心配がない。見栄張って放置すると死ぬので、なりふり構わず重症化する前に速やかに体を冷やそう。

 

うちわや水を持ってきていれば、首や脇、股など太い血管がある場所へ水を薄く塗ってうちわで乾かし気化熱で体温を下げたり、氷・保冷剤があれば首や脇に当ててその場で一気に症状を改善できるが、無ければゆっくり体温を下げよう。

ヘルメットやライジャケ、プロテクター、バイクの排熱がそもそも熱中症の原因なので、バイクを降りて着ているものをを脱ぎ捨てるだけでかなりマシになる。焦ってパニックになってはいけない。

なお体を冷やしつつポカリなどで塩分と水の補給も行おう

 

落ち着いてきたら近くのコンビニやスーパー、おみやげ屋など冷房の効いてる場所へ向かい、何もなければ何かの事務所やよくわからん店でも構わず行ってみよう。頼めば少し休ませてくれるかもしれないし、一人でぶっ倒れるよりはまだ周りに人が居た方が生存率は上がる。

 

ちなみに実体験だが、仕事中に事務所へ熱中症でフラフラの爺様がSOSにやって来て救護したり救急車を呼んだりと言う経験があるので、死にそうなら遠慮なく人を頼った方がイイゾ。

 

コンビニやスーパーで体を冷やす時便利な物

氷はとにかく効く

1L入りのブロックアイスが価格も安く使いやすい。袋に氷と少量の水を入れて、後頭部や脇の下に当てていれば軽い熱中症なら10分もすれば回復するほど効く。袋がなければタオルに氷を包んでも構わない。

飲み物を持っていなければスポーツドリンクか麦茶を飲みつつ体を冷やそう。

 

また、体が回復してさあ走りだそうと思ってもやはり再発の不安が有るだろう、そんな時は氷を追加で買い、体に仕込むのだ。これもなりふり構っていられない場合の対処法だが、氷をライジャケのプロテクター入れやポケット・下着の中などへ、小分けに突っ込んだまま走る。袋がなければ溶けた氷で濡れるが、それはそれで涼しいので構わない。

この方法を取れば外気温35度でも10分間は凍える寒さまで体が冷え、続けて20分~30分は走り続けることが出来る。その間に別のコンビニで氷を補充し、更に走りだすという荒業も出来るゾ

もちろんパンツも靴も溶けた氷で水浸しになるが、熱中症で倒れるよりはマシだ。

 

熱中症から回復したら

当職は熱中症から復帰したあと2週間ほど後遺症が残った。

主に筋肉痛や胃腸の不調、熱中症が再発しやすくなったりがしばらく続く。自覚症状が無くても体が弱ってると考え、風邪を引いている時と同じような感じで消化に良いメニューや、睡眠時間を増やして体を休めよう。