クッソ汚い絵描きのブログ

二次元お絵かきマンのバイクブログです。Ninja250→ZX-25Rくん&FZ6 Fazer S2くんに乗って車載動画やブログ書いてます。

仙台ライダー向け冬季ツーリングガバガバメモ

あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )

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東北のバイク閉店の日!

と言いたい所だけど、東北で一番雪が降らず積もらないと言われている宮城県仙台市、実は毎年クリスマスツーリングが開催されるほどに、だいたい通年バイクを走らせることが出来るのだ。まぁ走る場所はかなり限定され本人の気合も必要だが、当職も毎年冬眠させず冬も走っているナリよ。

という訳で東北冬のツーリングいろはにほんへをメモしていこう。

 

走る前に

住んでる地域

まず山沿いにお住まいの人には死んでもらいます。

雪が少ない仙台市内と言っても、山沿いはどうにもならんので諦めて春まで冬眠しよう。長く住んでいれば自宅周辺の雪事情はよくわかっていると思うけど、冬でも走れる環境と言うのは除雪車が通るルートに面し、比較的日当たりのいい場所に住んでいることが条件だ。日当たりさえ良ければ、後は最低限バイクを出せる程度まで雪かきを頑張れば、年に2~3回有るドカ雪でも2週間ほどで解けてしまう。雪かきしていない裏路地とかを見ると1ヶ月は雪が残っている気がするゾ。

 

出発前の天気チェック

冬の天気は変わりやすい。ホモの掌並にクルクル変わる。

なので出発前に現在の気温、雨雲、積雪量、風速は最低限チェックしていこう。出発したはいいが目的地の雪がまだ解けていなかったり、冬特有の強風でバイクごとふっ飛ばされる事もよくあるのだ。

 そして念のため、天気予報に騙されていないか自分の目でも確かめよう。今はライブカメラと言う便利なものがあるので、目的地方面の道路状況をリアルタイムに直接確認できて実際便利だ。雪は解けているようだけど、分離帯にまだたっぷり雪が残って危なそうだったり、塩カルや雪解け水でトロマンだったら止めた方が良い。

 ちなみにチェーン規制されている高速や、積雪の有る下道をノーマルタイヤで走って事故ると普通に捕まるので備えよう。

オフ車なら安心!だとか4WDの自動車なら余裕でしょ、と思うかもしれないが、オフ車でもスパイクでない限り凍結には無力だし、実際に雪に挑戦したオフ車乗り曰く、20cm位上積もったら雪に埋まって身動き取れなかったそうだ。雪で走れないと言われてもイメージしにくいかもしれないが、深さ20cmのドロドロヌタヌタ林道みたいなものだと言えば分かりやすいだろうか。上は柔らかくタイヤが沈み込み、中間はドロドロのシャーベットで全くグリップせず、下はツルツルの氷という殺意満点の構成もある。

ちなみに4WDの自動車も四輪駆動を活かして前進はするんだろうけど、止まる・曲がるに関しては4WDもクソも無く普通に無力なので黒塗りの高級車に突っ込んで終わる。

 

走り出す時間帯

まず朝晩は凍結するので止めよう。

冬場は気温が低すぎて濡れた路面が乾かないため、日が落ちて直後はまだ救いはあるけど朝方は普通に凍結する。特に年中陰になって日が当たらない路面や橋は、夏場に太陽の熱をため込まないため即座に凍結するので、真冬なら日中気温が上がり氷が解けるであろう11時ごろまではチャンクリでもして待機しよう。

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それと雪が融けるまでの感覚だけど、だいたい10cmの積雪からバイク走行可能になるまで天気の良い日が3日~4日ぐらい続く必要がある。20cmクラスだとバイク走行可能まで2週間は見た方が良いけど、前日降った雪が翌日きれいさっぱり無くなるという事は稀なので、休みの前の日に降ったら素直に諦めた方が吉だ。

関係ないが当職は雪が降ったらバイクの通り道を作るために裏道までせっせと一人雪かきをしているお蔭で、比較的早く雪が融けて乾いた路面が見えるが、雪かきをしないまま放置していれば春までバイクを動かせない羽目になるかもしれない。

 

 ライディング装備

最低限コミネマンウィンターで行こう。

だいたい熱源無しのコミネマンウィンターフル装備で走る場合、6~8度が耐えられる限度となり、それ以下はハクキンカイロなどの熱源を追加するか、コミネマンイージス+ハンカバ装備が必須になる。ちなみにまだワークマンイージスを知らなかった頃は、コミネマンウィンター装備で0度~2度を走っていたけど、だいたい15分から20分で凍死寸前になっていたので備えよう。

詳しくはこれらの過去記事でも読んでほしい。

corocoma.hateblo.jp

 

走りだしてからの注意

強烈な横風対策

冬場に限ったことではないが、強い横風の中走ったことがあるだろう。

バイクは横風に弱いもので、だいたい風速10m以上から走行に大きな支障が出てきて、14mを超えるとほぼ走行不能レベルとなり、平気で一車線以上流されたり信号待ちで風に煽られ立ちごけの確率がグンと高まる。走行中に強い横風を受けた場合の対処は、GODに祈りながらガン伏せで速度を余り緩めず高回転気味に走ると良い。ようはバイクが安定し曲がりづらい状態を作ればいいわけで、アクセルを開け気味・高回転気味というわけだ。

次に信号待ちなど停車中に強い横風を受け立ちごけしそうになった場合はどうすればいいか。個人的にはFブレーキを握りながら、こうやって風が吹きつけている側の足をブラブラさせると風に煽られた際、一番安定するように思う。

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突風に対し片足だけで踏ん張ると不意に突風が緩んだ時、勢い余って反対側へグラっと行ってしまい、反射的に思わずリアブレーキを離し地面に足を付こうとしてフラついてしまい、かえって恐ろしい思いをする。リアブレーキだけで車体を安定させていたりしたら、足を付こうと瞬間に立ちごけ不可避だ。だったら最初からフロントブレーキで車体を安定させたまま、足を出していようと言う考えだ。

ではなぜ足を出すだけではなくブラブラさせるのかと言うと、片方約13kgもある足をブラブラさせることで、停車時の重心コントロールも楽になる気がする。例えるなら一本橋で故意にハンドルを小刻みに動かしている様な感じだ。また、突風が吹きつけた場合にブラブラさせている足をスッと風上へ伸ばしてやると、突風に押される力と釣り合いが取れることが多く、あまり踏ん張る必要もなく耐える事が出来る。勢い余っても足はすぐ地面に付けるので安心だしな。

まぁ支えられないと思ったら信号待ちで素早くサイドスタンドを出してしまうのも手だが。

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また強い追い風でも注意しなければならない。

一見追い風は走行風が来なくて風切り音も少なく楽チンに思えるが、トラックやバス先輩などの大型車とすれ違う時に地獄の壁を見る事になる。地獄の壁とは何ぞや?と言うと、普段でも大型車とすれ違うと結構風が来たり吸い込まれたりするだろうが、これに追い風…対向車から見れば向かい風のパワーが加わる事により威力を増し危険なエリアへと突入、ものっそい密度をした空気の壁が出来上がる。

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そして追い風を受けて、ほぼ無風状態で油断しているバイク側は、この凄まじい空気の壁を全身に叩きつけられて首が折れそうになる訳だ。初めて遭遇した時はバァン!(大破)と言う凄まじい音がメットに響き、首が持って行かれそうになって死ぬかと思った。対処法は簡単でトラックが見えたらガン伏せすること。フルカウルならスクリーンに隠れる事でほぼ無風状態に出来る。

ネイキッドやオフ車?不運だったと諦めてくれ。

 

落雪トラップや雪雲

冬場の道路には転倒を誘う危険なトラップが多い。

塩カルや日蔭、橋の凍結は定番だけど、屋根に雪が乗ったままの自動車や、ホイールハウスに雪が詰まったトラックが落としてゆく雪の塊が、後続車に踏み固められたりしてそこだけピンポイントで凍結したりという、マリオカートで言うバナナの皮が出現する。避け方は雨の日のマンホールと同じだが、前の車との車間距離を多めにとること。車間を詰め気味に走っていると、前の車の下から突然ヌッと落雪トラップが出現した時に避けきれない。

それと雪雲(雨雲)くんだ。

下の写真の奥に見えるモヤっとした霧状の雲が雨か雪を降らせる畜生で、バイクで走行中進行方向にこいつが見えたら即座に引き返した方が無難だ。ちなみに雨雲か雪雲かを見分ける方法は無く、地表に雨として落ちてくるか雪として落ちてくるかの違いだけで両方同じ形をした雲だそうだ。とりあえず白っぽくモヤっとした雲が広がっていたら逃げよう。

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ちなみに過去に「雨か雪か分からない雲に負けるわけねぇだろ!」と白くモヤっとした雲の方向へ突っ込んだことがあったが、案の定こうなった。馬鹿じゃねぇの(嘲笑)

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冬のツーリング仙台市ハザードマップ

仙台市内(大嘘)ざっと思いつく限りで冬場にヤバいと思った箇所を書いてみた。緑が冬場に走った事がある場所で、赤い部分が雪が残り易かったりとデンジャーな場所だ。

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 主に日蔭になっている部分が大体危険で、県民の森やナップス仙台の駐車場、仙台新港のバックストレート(意味深)あとは高速道路の高架下や国道四号線の一部トンネルになっているICが気温次第で危険だった。ちなみに今年の初売りでナップスに行ってみた所、入り口のほぼ全面が日陰になっており雪がガチガチに根を張っているから面白れぇよなぁ!

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冬のツーリングでオススメなポイントは

ぐらいしか無い。

相馬市方面も途中山に近づくルートになっているので、そこだけ雪がパラつく事もある。常磐道に乗って千葉県を目指す事も出来なくもないが、その付近の高速は原発規制でバイクだけ下道に下りる事が禁止されており、途中雪雲が見えたからと言って容易に引き返す事が出来ないのが難点。また高速道路は高架も多く、地熱の恩恵を受けられない為凍結が実際恐ろしい。

 

色々書いたが、冬はなるべく安全第一で走ろう。来たるべきバイクシーズン前にバイクを壊したり怪我をしては元も子もない。バッテリーの充電がてらちょっと走ってラーメンでも食ってくるぐらいの気持ちでIKEA